傷ついて、優しさを忘れて。
他人を傷つけるような傷は、たいした深さじゃない。
本当に心に穴を穿った人間は、その恐ろしさを知るでしょう。
本当に致命傷を与えられた人間は、命の尊さを知るでしょう。
「そんな気」になっている人間ほど、他人に恐怖し自身を尊ぶ。
あとに残るのは、たいせつなたいせつな「自分」ただひとり。
そして、嘆く。
「だれもいない」
「必要とされない」
傷ついたのなら、死と直面したなら、人を愛しなさい。
上手い下手の差はあっても、それが出来ない人間はいない。
愛するか愛さないか。
愛されるか愛されないか。
選ぶのは、己。
幸福な人間ほど、自身の幸福を知らない。
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